ぼくはイラストや漫画を描いています。平日は、家で十分な作業時間を確保できず悩んでいましたが、改善を繰り返し、今は通勤電車でイラストや漫画の作業を進めることができています。
この記事では、ぼくが電車内で作業するためにどんな工夫をしたのか記載しています。
Contents
はじめに:平日に作業ができない!と気づいた
ある日ふと気づいた。「平日に全く作業できてない…!?」
平日は、朝は身支度と食事、夜は食事と入浴と就寝で終わってしまう。SNSに投稿する漫画制作や、イラストの仕事はほとんど休日に対応している状況だった。
引越しをして前より会社から離れたこともあり、平日は思っていたより時間が取れない。そんな当たり前のことに今更ながら気づいたのだった。
このままではいけない、そう思い平日になんとか作業時間を確保できないか考えた。そこで目をつけたのが毎日の通勤電車。毎日片道およそ1時間、往復で2時間。この移動中の時間で作業すればいいのだ。
もちろん朝や夜、お昼休みの時間の使い方を見直す必要はあるが、まずは毎日多くの時間を使う通勤電車の過ごしかたから見直すことにした。
電車で作業するために改善したこと
ぼくにとって、これまで通勤電車は休憩の時間だった。朝の通勤はまだ眠いのでうとうとしたり、帰りは疲れているのでYouTubeで海外のリアクション動画や、バキ童を見たり…。
これらを1つずつ改善していった。
①7時間睡眠は必須
睡眠が足りていない場合、座席を確保できても高確率で寝ることがわかった。そのため、なるべく22時〜23時に眠るようにした。どのみち帰宅後は家で作業できないので支障はない。
おかげで電車のシートに座っても頭がスッキリして活発に作業に取り組むことができる。
ちなみに、帰宅後に夜更かしでの作業も試みたが、交感神経が刺激され睡眠の質も日中のパフォーマンスも大きく下がる結果となった。期日前の奥の手として極力やらないのが賢明。
②お気に入りのヘッドホンで音楽を聴く
楽しく取り組めるよう毎日の通勤電車を快適に過ごす工夫も必要だ。
ぼくは音楽が好きなので、BOSEのヘッドホン「Bose QuietComfort Ultra Headphones」を購入した。高価な買い物ではあったが、BOSEらしい低音や最強のノイズキャンセリング、どんな音もサラウンドにしてくれる機能が作業中のテンションを高めてくれるので購入して正解だった。

③iPadはケースなしで縦に使用
ぼくはiPad Pro 13インチを使っているのだが、座れたとしても、隣の人との距離によっては作業できない時があった。
13インチはサイズが大きめなので横にして使用すると、人によっては腕の動きが干渉して気になるようだ。サイズの小さいiPadの購入も検討したが、最終的に横でなく縦で使うことで解決した。今では家でもiPadを縦で作業している。

④リュックは軽くて薄いものを
通勤にリュックを使用しているので、電車内でiPadを使用するときはリュックをお腹に抱えて描くことになる。
この時リュックが大きいと描きづらいし、混んでいると大きなリュックからiPadを出すこと自体ができないことも多々あったので、電車内の作業を最適化するためiPadが出しやすい小さなリュックを購入した。ぼくが選んだのは中村政七商店で販売されている「BAGWORKS BOYSCOUTSMAN 2」。扱いやすく見た目もシンプルで気に入っている。

▼取り出しやすいようiPadのケースは取り外した。

⑤CLIP STUDIO TABMATE 2が便利
漫画やイラストはCLIP STUDIOで制作している。電車内でキーボードが使えないので、CLIP STUDIO用の片手入力デバイス「TABMATE 2」を使用している。慣れは必要だが、慣れれば電車内でもショートカットを駆使してスムーズに絵を描くことができる。

⑥困った時のU-NEXT
これだけ電車内の作業環境を整えても「今日は疲れたから、描きたくない!」という日が度々ある。
そんな時はU-NEXTで動画を視聴しながら作業することにしている。U-NEXTならiPad上で小さな画面を表示でき、CLIP STUDIOの作業画面を開きながらドラマや映画を楽しめるので、疲れていてももう一踏ん張り頑張ることができる。
そう!作業するまでのハードルを如何に下げるかが重要なのだ。
最後に:電車通勤は楽しい。
毎日のルーティンである通勤電車を活用できればきっと大きな成果が出せるはず!と思いたち、自分なりに少しずつ工夫して今のようなスタイルに落ち着いついてきました。まだまだ改善の余地はありそうですが、まずは現状の記録まで。
通勤中の作業を楽しむぞ〜!