6/1(日)、7年ぶりにコミティアに参加した!
結論から言えば出店して本当によかった。普段の仕事や、他案件と並行して動くことになり準備は正直しんどかったけど、印刷の入稿や展示方法、一つ一つ手探りで進めるのが楽しかった。
思い返せば7年前にコミティアに参加した時はこんな気持ちじゃなかった気がする。なぜこんなに違うのだろう?そんな気持ちを整理するためブログに書いておこうかなと。
↓7年前のコミティアのことは、こちらの記事をチェックしてね。

Contents
これまで、これから、節目としてのコミティア参加
参加したきっかけは2つ。編集の方とお話しさせていただく機会があり「出店しないんですか?」と言われたこと。
もう一つは2年間かけて自分のSNSに連載した『ぼくはルールに縛られたい』が終了したので、それを本にしてコミティアに参加すれば、次につながる「何か」がありそうな気がしたんだ。
本来は夏のコミティアから参加するつもりだったけど、今から「できることはやろう!」、そう思い立ち、勢いで仕事の昼休みに参加を申し込んだ。
「COMITIA152」 (2025年6月1日東京ビッグサイト東1・2・3ホール)に申し込んだよ!
何年ぶりだろう…🤔 pic.twitter.com/fG4KeOnrM6— やだオスカル (@yada_oscar) March 10, 2025
☝️画像は出勤中の電車で用意した
ドキドキでワクワクが入り混じる準備の日々
せっかくなら出店するだけじゃなくて、ちゃんと目的をもって臨みたかった。
決めておかないと何も残らずにコミティアを終えてしまう自分が容易に想像できてしまって…笑。
だからまずは、思いつくままに目標をメモにざざっと書き出してみた。
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①商品を売り切る
②作家と交流する、新しい友人を作る。
③編集者と繋がる
・持ち込む、発信する
④新規案件獲得
⑤知人に来てもらう
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ちょっと欲張りかもしれないけど、こうして言葉にすると気持ちにスイッチが入った。販売物の準備に自然と取りかかることができたし、迷いも少なかったと思う。
…けど、7年ぶりの冊子制作は「どうやるんだっけ?」の連続、作り方を調べて理解するのに思った以上に時間がかかってしまった。
ステッカーや他の作品も出したい気持ちはあったけど、今回のコミティアでは、まず『ぼくはルールに縛られたい』の冊子を形にすることに集中!
表紙デザインは、既存の素材を使おうか迷ったけど、今の自分の気持ちと違う気がしたので思い切って漫画のエピソードを反映させたデザインにした。
10年以上前に観て印象的だった「大友克洋展」のメインビジュアルを思い出しながら描いたよ。
間に合うのか!? ギリギリ進行のドキドキ…
表紙デザインや入稿準備に想像以上の時間がかかってしまい、制作はギリギリの進行に…!
特に苦戦したのが印刷用のカラーデータ。
SNS投稿時のRGBと印刷時のCMYKの色味の違いや、カラープロファイルの設定。印刷する段階で気にかけなければいけないことが色々とでてきてしまった。それが100ページ分となると、1つ1つの確認と調整にかなりの時間が必要だった。
でも、この手探りで答えを出していく過程はすごく楽しかったんだよね。
例えるなら、今年の頭に愛用の自転車のタイヤを初めて自分で交換した感覚に似ている気がする。
できない!と思うけど、調べたらなんとなく答えにはたどり着ける…。試行錯誤しながら自分なりの回答を出す過程がぼくにはすごく楽しく感じられた。
明日のコミティアで販売する冊子をご紹介!
ぼくがSNSで2年間連載していたエッセイ漫画『ぼくはルールに縛られたい』を1冊の本にまとめました📙
A5サイズ。近況を描いたあとがきもあるよ!全20部。#コミティア152 #COMITIA152 pic.twitter.com/IQOVudb6gZ— やだオスカル (@yada_oscar) May 31, 2025
そうして入稿した冊子が、開催の2日前にようやく到着!
20部だけの注文だけど、箱を開けるときは本当にドキドキして…。本を手に取った時は思い通りの仕上がりにホッと胸を撫で下ろした。
前日の夜23時、展示の最終確認の様子。
実際のブースがイメージできると気持ちにも余裕が出てきた(ギリギリ進行ではあるけど)。
開催当日。リアルってやっぱり楽しい
ふりかえると今回、参加して一番よかったのは、“推し合う”ことをリアルで体験できたことだった。
SNSでいいねをくれていた作家さんから、お声かけいただいたり。自分が好きな作家さんに直接会って「ずっと見てました」と勇気を出して伝えて自己紹介したり。ファンや作家の方が立場を超えて、「あなたのことが好き」という気持ちを伝え合えることは尊いとも思えた。
なにより、自分がそれを純粋に楽しめていたことがうれしかった。
昔の自分だったら、どれだけ売れたか、どうしたら次につながるか?どうしたら最短でゴールに行けるか?など自分主体で考えて、楽しむ余裕がなかったかもしれない。でも、いろいろ経験して今は、「自分がちゃんと楽しんだら、その先に結果がついてくる」って思えるようになっていた。
効率でいえば多分よくない。でも、こうして会って、話して、みんなと時間を共有することで、自分の世界がちょっとだけ広がっていく。そんな地道な感じが「楽しい〜!!」この日はそんなことに気づけたぼくにとっては素晴らしい日だった。
当日9:30に東京ビッグサイトに着き、ブース設営が完了すると、落ち着いた気持ちでスタートすることができた。今回のために購入した卓上スタンドも目立っていい感じ!
しばらく継続して参加していきたい
今回だけでもいろんな発見があったし、楽しむ工夫をしながらしばらくは参加していきたいな〜。
実際に出してみて、展示や売り方の改善点も見つかったし、もっと自分らしいことができそうな予感。
展示や当日の工夫など、もう少し詳しいことはまた別の記事でまとめてみようと思う!