今日はラップスタアの最終審査を観たくて京王アリーナへ。ぼくはSonsi推し!
他のアーティストも楽しみだなぁ。#STARZ#RAPSTAR#ラップスタア pic.twitter.com/dsWAr4t0fE— やだオスカル (@yada_oscar) December 13, 2025
12月13日、楽しみにしていたラップスタアのライブ「STARZ 2025」を観に行ってきた。去年につづいて、最終のライブ審査を会場で観るためだ。
15時ごろ、京王アリーナのある飛田給駅に到着。
初めて来たけど、スタジアムがある街だからか道が整備されていて綺麗だった。
客層は20代がほとんどで、正直ぼくはかなり上の方。席は2階のシート席で、早めに取っていたおかげか最前列のステージ寄りだった。
最終審査の前に、気になっていた kZmやJin Doggのライブも観られて満足。
18時から、5人による最終審査がスタート。
ここから最終審査の感想↓
sh1t
トップバッターながら会場をしっかり盛り上げていてすごい。
安定感があり、ここから着実に駆け上がっていきそうな印象だった。
Pxrge Trxxxper
敗者復活枠という立場もあってか、「食ってやる」という意気込みが強烈に伝わってきて圧倒された。
終始ダークヒーロー的な演出は、他ではあまり見たことがなく新鮮。
結果はPxrge Trxxxperが優勝だったけど、納得のライブパフォーマンスだった。
Masato Hayashi
メロもあり、面白さもあり、激しさもありでバランスがよくライブ構成がとても綺麗。
純粋に「お金を払って観たいライブ」という印象。
体感時間が長いな〜と思ったら、実際に持ち時間も長かったようで、そこも含めてらしくてよかった。
Sonsi
みんながいろいろな演出をする中、始まりと同時に前列のステージで仁王立ち。
長いイントロのあいだ動かず、首を揺らしている静かな立ち姿が、他との対比でとてもかっこよかった。
歓声も一段と大きく、会場全体がSonsiを応援しているのが伝わってきた。
◾️1曲目「H2O daddy」
みんなで合唱。ぼくもここで初めて声を出して歌った。
◾️2曲目「OYJ」
新曲。作った理由も面白いし、初めて聴く曲なのにフックをみんなで合唱できるのがすごい。
ただ、このあたりから呼吸がかなり辛そうで、一節歌っては少し休むような場面もあった。
◾️3曲目「BBA Spice」
おばあちゃんへのメッセージから曲へ。導入がとても綺麗で、課題曲のビートなのに完全にSonsiの曲に聴こえた。
おばあちゃんへのメッセージは狙っているわけではなく、自分がやりたいことをそのままやって、結果としてみんなが感動しているのがすごかった。
◾️4曲目「FUSUMA」
サイファー曲。感動的な流れのあとに一気に盛り上げる構成で、イントロの時点で会場は爆上がり。
元気な曲だけど、やはり呼吸は辛そう。
それでも会場のみんなが「大丈夫だよ」と言うかのように歌で支えていて、その空気がとてもよかった。ぼくも一緒に歌った。
VERRY SMoL
一番やりたいことやメッセージが明確な印象。年齢を重ねるほど、さらにかっこよくなっていきそう。
「イタリアンサーファー」が生で聴けて嬉しい。
まとめ:やっぱりSonsiがよかった
Sonsiの盛り上がりを実際に会場で体験できてよかったと思う。ライブスキルだけで言えば他のラッパーに及ばない部分もあるけど、審査員が言っていた「光るもの」は確かに感じられた。
Sonsiは、終始「自分と自分の家族」に向けて歌っているように見えた。
他のラッパーのように、観客に向かって直接メッセージを投げかけるわけではない。観ている側がSonsiに惹かれて、こちらから歩み寄っていく。「声を出せ」と言われなくても、自然と声が出るのが特別な体験だった。
ぼくがSonsiに魅力を感じるのは、楽しいことも辛い日常も、淡々と作品にして吐き出しているところだと思う。
ぼくがエッセイ漫画を好きな理由も同じことが言える。
Sonsiはターゲットやコンセプトといったビジネス的な考えよりも、「今をなんとか受け入れたい」という気持ちが、面白い歌詞になっていたり、「誰かに届いてほしい」という想いが、わかりやすいフックになっている気がする。
細かいことを抜きにしてシンプルにそれやっている。それが今の時代、とても純度の高い綺麗なものに見えた。
そして驚いたのは会場にいる20代の若い人たちも同じようにそれに魅力を感じていたこと。
世代を超えても魅力的に見えることの本質は同じらしい。それを漫画でも描けばいいんだな、それに気づけたのが「STARZ 2025」での大きな収穫だった。
「ラップスタア誕生!」が好きすぎて魅力を語ってる記事もあるのでこちらもよければ。