去年の冬に写真のようなシルエットのアウターを2着買った。
そのうちの1つ。茶色い方はラコステ(LACOSTE)で
買ったものだ。見た瞬間に一目惚れ。
シルエットも綺麗だし、とても丁寧に作られていて
ボクの最近のお気に入りだ。
ただ、気になることが2つある。
1つ、このシルエットのアウターって何て呼ぶの?
2つ、このタイプのアウターに必ずある腕のポケット。これはいったい何なんだ?
別に知らなくたって、このアウターがっかっこいいことに変わりはない。
けど、できれば気になる女の子にでも服について褒められた時には
「こうれはこうで、こういう服なんだ。ペラペラ〜」
なんて、雑学を披露したい。
少なくとも「この服のこと、よく分からないんだよね。」
よりはモテる気がする。
この記事を読んでる男の子たちを
少なからず良い方向へと導けるかもしれないじゃないか!
よし。やる気が出てきた。
ブルゾンという形の特徴
最近、こういう服ってブルゾンって名称で扱われていることが多い。
まずはそこを整理しよう。
そもそもブルゾンとは裾と袖が絞られた丈の短いジャンパー全般の総称だ。
裾と袖が絞られていることで、背中がゆったりしているものがブルゾン。という認識も
あるが最近はシルエットがタイトなものもブルゾンと呼ばれているのでそこは必ずではない。
ブルゾンと言うと、ならずブルゾンちえみの顔が一瞬ちらつくがそこは仕方がない。
あきらめよう。
そして気づいた?
じゃぁ、ブルゾンとジャンパーの違いなんだよ!って。
ブルゾンちえみの顔をちらつかせながら、次はそこを確認してみよう。
ブルゾンとジャンパーの違い
あえてざっくりな言い方をすると、
機能性重視なのがジャンパー。
見た目重視なのがブルゾンだ。
ブルゾンはファッショナイテムとしての要素が強く、防水性などはないものが多い。
モノ感を出すために、重さもジャンパーよりはある。
一方、ジャンパーはスポーツや作業着的な要素が強い。
だから防水性もしっかりしているし、重さも軽い。
オールシーズン着られるのも特徴だ。
かなり微妙な違いだ。
ちなみにJumper(ジャンパー)は英語でエプロンやセーターを意味し、
フランス語でBlouson(ブルゾン)はフランス語ですそを絞り背中にふくらみをもたせたジャンパー風の上着を意味する。
ここまで理解できたところで、次は
腕のポケットは一体何なのか!?
それについて紹介していこう
そして!ここを探るとさらにシルエットの名称の話になってくる。
深い!…深いぜぇぇ!
ユーティリティーポケットはフライトジャケットの特徴
まずこのポケットはペンポケット、シガレットポケットなど呼び方があるけど、
総称してユーティリティーポケットと呼ぶ。
ミリタリー要素のひとつで、
このユーティリティーポケットがついているのはフライトジャケットの特徴だ。
フライトジャケッドはボンバージャケット(ボマージャケット)とも呼び、
アメリカ軍のパイロットが着ていたものだ。
ラコステの商品サイトも確認してみたら、確かにボンバージャケットと記されている。
ここで、疑問は全て解決!
…なんだけど、
最後にオマケでもう少しだけ掘ってみる。
掘るのはフライトジャケットのなかでも有名なMA-1だ。
MA-1ってなに?
MA-1とはフライトジャケットの種類の1つで、
1986年公開の映画『トップガン』でブームになった。
MA-1の特徴はナイロン製であるということ。
これには理由がある。
軍用機の多くがプロペラ機からジェット機に移行し飛行高度も高くなった時代、
フライトジャケットに付着した水分が氷結してパイロットの行動の妨げになることが分かった。
そこで、それまでの革製のフライトジャケットではなくナイロン製のフライトジャケットが考案され、
1950年代初頭に、先行するB-15型フライトジャケットの後継として開発されたのがMA-1だ。
まとめ:ぼくが持っているのはフライトジャケット風ブルゾン?
まさかこんな長文の記事になるとはね…。
この記事で世の男の子たちが女の子に雑学自慢できますように!
結局のところ、整理するとブルゾン>フライトジャケット>MA-1…と、
より細かな総称になることがわかった。
あと、厳密に言うなら、フライトジャケットがパイロットの使うものなら、
ボクが持っている服は『フライトジャケット風ブルゾン』なんていう
呼び方が一番正しいのでは?と思ったりもした。
とりあえず今日はいろいろ勉強できてよかった。
時間があるときに、もっとMA-1のことも深く掘り下げてみたい。
最後まで読んでくださりありがとうございました。